= Track List =
- The Road Less Traveled
- There's No Money In Jazz
- Print This
- Father
- No Strings Attached
- Caffeine
- Fletch Theme
- The Battle Of Bob
- Chopstick Boogie
- Toxic Donald
- Happy Hour
- Smoke On The Water
- Insert Coin
- The Woman In Seat 27A
- Ketchup Is A Vegetable
- Samba Caramba
- White Trash Hyper Blues
- Toxic Mickey
- Minor Swing
- One-String Improvisation
- Asteroid 3834
- Little Bastard
- Difficult Person Music
評価:
★★★★★★★★★☆(9/10)
奇才Mattias IA Eklundhが放つ待望の2ndアルバム!先に言ってしまえば・・・このアルバムは凄い!前作で想像力の凄さを体感した人はそれを上回る衝撃を感じることが出来ると思う。本作を聴いた後の解釈だが『前作はMattias IA Eklundhというギタリストはこんな面白いことが出来るんだぞ!』というアピールだとすれば本作はそのスタイルにさらに磨きをかけた上で、もっと聞きやすい曲に仕上げることに成功したアルバムと言えよう。誰がこんな変態プレイでこれほど馴染みやすいアルバムに仕上がることを想像しただろうか!誰もがさらに変態テクを極めた方向性を期待していたと思う。しかし良い意味でMattias IA Eklundhは裏切ってくれた!さすが奇才たる由縁のギタリストだ。
一曲目のタイトルチューン#1:The Road Less Traveledは前作の一曲目同様キャッチーに仕上がっている。とても心地よいジプシー的なフレーズが気持ちよいリズムに乗って演奏されている。この曲に依存するが如く、他の曲もジプシー調を織りまぜた曲がちらほら感じられる。もちろん変態テクも健在だ。そして特筆すべき点はDeep Purpleの名曲#12:Smoke On The Waterのカヴァーだ!カヴァーとしては名曲級の出来を誇っていることは断言出来よう!この曲を聴くつもりでCDを買って貰っても良いんじゃないかと思うぐらいだ(笑)
敢えて曲の説明はあまりしないでおこう。変態ギタリストと言われるMattias IA Eklundhの曲をほとんど解説してしまっては次にどんな変態プレイを聞かせてくれるのかという楽しみがなくなってしまうからな(笑)とにかく本当にバラエティーに富んだ曲が勢揃いしていて、何度聞いても飽きない程のハイクオリティの曲が目白押しだ。”万人ウケする変態ギターインストゥルメンタル”がここに誕生してしまった…名盤認定!こりゃ参りました_| ̄|○(since 04,9/23)
Official Site
Best Tune: The Road Less Traveled しっとりとしたムードの中で奏でるMattias IA Eklundhのハーモニクスにまで哀愁を感じてしまう。こんなプレイでどうやって感情移入をすることが出来るのか不思議でたまらない。ともかく、インストゥルメンタルとしてとても素晴らしい綺麗な曲だと思う。でもこれに匹敵する曲はまだアルバムに無数とあるぞ!